2018年10月17日水曜日

ありがとうFlounder

私の宝物が次の世界に飛び立ってから、3ヶ月が経ちました。
誰にもなつかずマミー命だったフラウンダー、私にとって特別な存在でした。
今年の7月14日に18歳と5ヶ月で天使となりましたが、最後の1ヶ月間はあの子の強さと優しさを胸が締め付けられる思いで見守り、そして受け止めました。

今こうして文章に残そうとあの子のことを思い出すと、涙がどんどん溢れてしまいます。

フラウンダーとの出会いは、私がまだNYで暮らしていた2000年の初春でした。ダンススタジオで知り合って仲良くなった、アメリカ人の友達のお兄さんのところに、子猫が2匹いるから貰い手を探していると聞き、
その話にすぐに飛びつき、子猫を見せてもらいにブロンクスまで行きました。
まだ2ヶ月ぐらいだった子猫ちゃんたち。
1匹はとても社交的、もう1匹は人見知りが激しく飼い主にしかなつかないと思う。。。と忠告されました。私は後者を選びました。その子がフラウンダーです。

尻尾が短く、プロペラのように回るのがチャームポイント。
私の顔の近くで眠るのが好き、膝の上で眠るのが好き、私が寝転がっていればお腹や背中の上に乗ってくる子でした。マミー大好きで、いつもいつもそばにいてくれました。
極度の怖がりで、他の人や猫たちにも心を開かない子でしたが、唯一セバスチャンだけとは仲良くしてくれました。
私にとって最高のファミリーでした。


今年の春ごろから、腎不全の悪化で大分弱ってしまい、自宅点滴を開始。私は獣医さんに一度教えてもらってから、毎日心臓が止まる思いで、震える手でフラウンダーに針をさしました。失敗を何度も繰り返して、もうやりたくないと思ったことを鮮明に覚えています。アメリカに住んでいる心の友が、猫の点滴を5年間毎日やっていたということもあり、常に彼女に励ましてもらい、コツを教えてもらい、とにかく自分との戦いでした。
でもやはり、体に水分が入ると楽になるのですね。あの子が弱って行くペースが大幅にダウンしたのです。
4ヶ月間、母に協力してもらい、キャリアーにフラウンダーを入れて動けないようにして、作業をする日々。あの子もだんだんルーティンがわかっていて、嫌がることもなくなっていました。

本当に頑張ってくれた。私の『生きて欲しい!』というエゴで、あの子は最後息を引きとる数秒前まで、本当に本当に頑張ってくれました。
亡くなるまでの19日間、一切ものが食べられなくなり、点滴だけで生き延びました。
どんどんやせ細り、皮と骨だけになり、それでもお水を飲みに立ち上がる。。。。でも立てなくて倒れる。。。。その姿がとても痛々しく、私は神様に『早く楽にさせてあげてください』とお願いしたほどでした。嘔吐も激しく、下痢も止まらず、とてもとても辛かっただろうに、そんな時でも私の体に手を伸ばし、触ってくれました。
『マミー、泣かないで。泣かないで』と言っているようでした。

私が心配で、なかなか飛び立てずにいたんでしょうね。
もうダメだと思う瞬間を、何度も乗り越えてくれたのです。

亡くなった日、息が思うように出来なくなり、50分間苦しんでいましたが、その時も私の目をまっすぐに見つめ、懸命に生きようとしました。
最後、私はあの子を抱きしめ声をあげて泣きましたが、身体中に電気が走ったのです。
フラウンダーが何かを私の中に残してくれたんだと思っています。

本当にマミー思いの優しく、そして強い子でした。
色々思い出を振り返ると滝のように涙が溢れてしまうので、この3ヶ月間は無になって深いところまで考えずにいたのですが、こうして思い出してたくさん泣いてを繰り返すことが、しっかり受け入れることにつながるのかな。

くじけそうな時はあの子の頑張りを思い出し
そして天使になった我が子たちの魂を受け継いで
毎日全力で生きたいと思っています。

セバスチャン、フラウンダー
ありがとう。
愛しています。宇宙一!
マミーがそこに行く時まで待ってて。














2018年9月22日土曜日

のんびり山を登っています

ブログを読んでくださっている皆さん
お久しぶりです!!またもや長い月日が経ってしまった。。。。4ヶ月ぶりです。

夏が過ぎてすっかり秋ですね。ここ最近は異常な災害(もしかしたらこれは正常なのかもしれないけど)が各地で多く、不安です。明日は我が身、そう考えると本当に毎日が特別です。こうして生きていることがラッキーです。

私は元気にしています。
体の方は相変わらずですが、色々と動き始めています。
まず、6月からリハビリに通い始めました。股関節専門の理学療法士さんの元、たくさんの気づきと学びの毎日。3歩進んで2歩半下がることが多いけど、ゆっくりゆっくり焦らずに。すでに股関節激痛の7年間を過ごして来ているわけだし、ここで焦っても仕方がない。ただ、歩くことにかなり支障が出始めているので正直不安。
でも、結局のところ自分を信じてあげれるのは自分だけだから、前を向くしかないよね!

たくさんのトレーニングや体の動かし方を学び、研究して、実践。そうすると見えていなかった自分の体のことが見えて来たり。こうすると調子いいな〜っていう発見があったり。でもその効果は長続きしなかったり。
試行錯誤ですが、こういう時間は無駄じゃないんだよって、自分に言ってあげます。

諦めたら

そこでブチっと途絶えて終わるだけだから。
これはブチっと終わらせたくないことだから、前向きに進むしかない。



筋トレも再開して頑張っています。
痛みが怖いし、筋力がついていかないので
前みたいにガチでできないけど、
できることをやっていけばいいのだと言い聞かせて
焦らずに日々何かしらやってます。

過去の自分は過去の自分でしかない。
今の自分を見つめて、受け入れて、そして愛してあげることです。
自分の過去に執着しない。むしろ、興味がないぐらいになりたいけどさ、、、なかなかそうはいかないけどさ。今を一生懸命!

先日誰かに言われたんです。

『今、この瞬間が一番若いんだよ!』って。

納得!!!!


5月に、世界一尊敬するダンスの師匠に、NYまで会いに行ってきた。
私が20代の時の師匠とは違ったけど、彼女のオーラと愛と優しさの全ては
あの当時のままだった。
私がずっと背中を追い続けてきた人。
そして
6年ぶりに会うことができ
これからだってずっと背中を追い続けたい人だって確信した。

そんな素晴らしい師匠に出会えた私はラッキーだ。
そして
周りには本当に本当に頑張っている人たちがいる。
私はくじけそうになると、その人たちの顔を思い出す。
私の頑張りなんて、頑張りのうちに入らない。

こうやって日々
自分を奮い立たせていられるのも、私の力ではないんだと気づきます。



今日はポジティブなブログにしたかったので
あえて詳しく書きませんが
私の宝物の長女のフラウンダー(猫)が
7月14日に旅立ちました。18歳と5ヶ月でした。
この子のことは
またゆっくりきちんとブログに残したいと思います。

思い出すと涙なしではいられず。。。。




今は
妹のセバスチャンと一緒に
マミーのことを見守ってくれています。


季節の変わり目ですので
みなさまご自愛のほど!






2018年5月10日木曜日

Tomorrow is not promised :明日は約束されておらず

お久しぶりです。本当にお久しぶりのブログとなりました。今日は5月10日、今年初めて自分のブログにアクセスしました。なんてこった。。。。

外に発信できるメンタル状態ではなく、ずっと内にこもっていました。ありがたく仕事があるから、なんとか外に出ていた。。。という毎日でした。

私のライフスタイルはずっと

『明日死んでも後悔しないぐらい、毎日をフルに生きる』ということに重点を置いて生活することです。でも、この9ヶ月間は、完全に別の人のライフを生きているようでした。

我が娘のように愛おしい猫が、去年の7月に逝きました。それも、獣医にあっという間に殺されました。その日から、私の地獄の日々は始まりました。

そんなどん底から手を差し伸べてくれたのは友人、家族(ペット含)、そしてダンス。

9月に、岩手県の平泉にて踊る機会をいただき、全身全霊で踊りを完成させました。コンセプトは”悲しみの舞”、死んだ愛猫への踊りでした。
股関節の状態は最悪、でもこれが最後の踊りでいい!という気持ちで、そんなこと忘れるぐらい集中して練習出来たし、本番も天国にいるあの子に伝わったと思える踊りでやり切りました。
『あぁ、終わった。。。。もう踊らなくいていいんだ!』

正直、ホッとした瞬間だったのを覚えています。


それからは、股関節の状態が本当に悪く、歩くことも苦痛、寝返りも打てない、座っていたら筋肉が固まって動けない、何をやっても激痛の日々。

もう一層のこと死んだほうがマシだわ。。。。と思ったことも何度もあった。趣味でかなり力を入れていたボルダリングも、そんな体の状態では続けることも難しくなり、徐々にジムに行く回数は減って行くばかり。


動物って単純なもので、体が動かせなくなると心が病んでいくのです。魂抜けたみたいにやる気スイッチが壊れたり、他人と話すことも億劫になってしまったり、どんどん鬱っぽくなるんですね。。。。身を以て体験しました。

あんなにストイックにしていた食事制限もどうでもよくなったり(もちろんお肉は食べませんよ!)、むしろ食べることで自分を慰めていました。欠かさずやっていた家トレも苦痛すぎてやらなくなったり、とにかく開いていたドアがどんどん閉められていきました。もちろん自分で閉めました。

動かないとコアがどんどん弱くなり、つかまり立ちしてる自分がいたり、階段も両足で一段ずつ登っている自分がいたり。。。。股関節の痛みに拍車がかかる一方。


「このままでは完全に壊れる。それでいいの?そんな人生でいいの?」
自分に聞いてみる。

「嫌だ!これは私じゃない。これは私じゃない!」
出た答えがこれでした。


「明日は約束されていないんだもの。いまやらないでどうするの?何を待っているのだろう?セバスチャンは戻ってこないのよ。自分で頑張らないとダメなんだよ。
今のままじゃぁ、ただ漠然と息をしてるだけ。死んでるのと同じ。楽しみがない、生き甲斐がない、それでいいのか?」



こんな風に思えるから、
私はまだまだ再生可能だと確信できました。
家トレも、痛みと相談して少しずつ再開。
ダンスも踊りたいんです。私の唯一の感情表現の手段なのだから。
これがないと吐き出せない。
だから自分のために踊ろうと思う。カッコよくじゃなくてありのままの自分で。
ボルダリングももっともっと上手になりたい。
無理せずに続ければいいじゃん。


最近は、またしっかり栄養素を意識して食事しています。カロリーでもなければ量でもなく、大切なのはホールフーズ。砂糖をなるべく避けて、質の良い食事。
そう、これが私なんだよ。
こういうことに、自分を大事にすることに情熱を注いでいたのが私なんだよ。
気付けてよかった。Uターン出来てよかった。



この気持ちが現れてくれたので
忘れないようにここに記します。

ありがとう自分。
まだ
目標っていうのが見えてこないけど、でも
必ず出会えると思います。

その時まで、自分を今まで以上に大事にしたい。

まずは
今一番会いたい人に会いにいきます!!!!今月末!









2020年 ハロウィンの季節になりました/ Halloween month!

お久しぶりです。最後の投稿から、あっという間に6ヶ月が経っていました。ということは、私の新股関節さんも1年半が経過したことになります(前回の投稿は、丁度1年記念だったので)。すっかり秋です。大好きなサツマイモの季節です。 いかがお過ごしでしょうか? 今年は、私個人的には、気...